「うさみみハリケーン」のダウンロード・インストール・使用方法
「うさみみハリケーン」のダウンロード・インストール・使用方法
ダウンロード
「うさみみハリケーン」は、必ず下の正規配布元(Vector)からダウンロードしてください。https://www.vector.co.jp/soft/win95/prog/se375830.html
Vector以外の配布元は無断転載で危険です。上のリンクで済むのにわざわざ無断転載して再配布するのは、たいてい「うさみみハリケーン」を改変して、ウイルス化させたものや、悪質なソフトにすりかえたものとかを実行させるのが狙いです。無断転載サイトは、もっともらしく見せるためにヘルプ文書を切り貼りして作ったレビューや、適当なブログからコピーした記事などを使うので、見た目で安全だと判断すると痛い目をみます。付属のヘルプ文書や公式オンラインヘルプに書いてある通り、現実にたくさんの被害者が出ています。
・公式オンラインヘルプ(無断転載とウイルス被害者のこと)
https://digitaltravesia.jp/usamimihurricane/webhelp/_RESOURCE/UsaMimiHurricane/distribute.html
それと、Vectorからの正規ダウンロードでも、ウイルス対策ソフトが誤検出してダウンロードがうまくいかないことが多いです。ウイルス対策ソフトの誤検出のことは、オンラインヘルプに書いてあります。これはダウンロード前に読んでおいたほうがいいでしょう。
・公式オンラインヘルプ(ウイルス対策ソフトの誤検出のこと)
https://digitaltravesia.jp/usamimihurricane/webhelp/_RESOURCE/UsaMimiHurricane/install.html
誤検出の被害に遭わないように、まず最初にダウンロード&インストール用のフォルダを作って、そのフォルダをウイルス対策ソフトの設定で、スキャン対象外に指定しておくと良いでしょう。
インストール
VectorからダウンロードしたZIPファイルの中身の全部を、フリーウェア「Explzh」などの解凍ソフトで適当なフォルダに解凍します。たとえば「C:\Softwares\UsaMimi\」とかです。オンラインソフトのインストール先は、Windowsのセキュリティ関連機能の影響を受ける「C:\Program Files\」内は避けたほうが無難です。・Explzhの配布元
https://www.ponsoftware.com/
上のオンラインヘルプの説明どおり、ウイルス対策ソフトがこっそり「UsaMimi.exe」や「UsaMimi32.exe」および「UsaMimi64.exe」などのファイルを削除していることも結構あります。ウイルス対策ソフトのせいで起動できないこともあります。
解凍ができたら、ウイルス対策ソフトが「うさみみハリケーン」の本体を削除していないか確認します。「うさみみハリケーン」の本体は、解析したいプログラムが32ビット版の場合に使う新型32ビット版「UsaMimi32.exe」、解析したいプログラムが64ビット版の場合に使う64ビット版「UsaMimi64.exe」、そして旧型の32ビット版「UsaMimi.exe」です。ただし、「UsaMimi.exe」はWindows 98などの特殊な環境にも対応している関係で、「簡易数値検索」機能とか実装されていない機能があるので、通常は使いません。
「UsaMimi32.exe」や「UsaMimi64.exe」は、Windowsから機能を制限されないよう、管理者権限で起動できるようにするのが基本です。タスクスケジューラを使って、ランチャーをWindows起動時に管理者権限で自動的に起動させるのが一番楽だと思います。タスクスケジューラを使ったやり方や、管理者権限とかの注意点の解説は、下の作者さんサイトのQ&Aが充実しています。
・解析一般Q&A
https://digitaltravesia.jp/VA028184/qands.html#D0
使い方
さっそく使ってみる・・・の前に、ヘルプ文書「UsaMimi.chm」か公式オンラインヘルプをしっかり読みましょう。ヘルプを読まなくても直感的に使いこなせる方もいますが、普通はヘルプを読まないと「使い方が分からない」や「使い方が難しい」と感じたり、使い方を間違ってうまくいかないことも多いと思います。・「うさみみハリケーン」公式最新オンラインヘルプのトップページ
https://digitaltravesia.jp/usamimihurricane/webhelp/index.html
何も分からないまま自己流で何度も使い方を試行錯誤するより、ヘルプ文書に書いてある正しい使い方のとおりにしたほうが、早くて簡単で確実です。
解析したいプログラムが32ビット版なら32ビット版「UsaMimi32.exe」、64ビット版なら64ビット版「UsaMimi64.exe」を起動すると、実行されているプログラム(プロセス)のリストが出るので、リストの中の解析したいプロセスをダブルクリックして選択します。32ビット版「UsaMimi32.exe」では、64ビット版のプロセスは表示されないので、解析したいプログラムが32ビットか64ビットか分からないなら、まず64ビット版「UsaMimi64.exe」を起動しましよう。
・解析したいプログラム(プロセス)が表示されないときの対処方法
「うさみみハリケーン」などのプロセスメモリエディタは、管理者権限で起動しないと、全部の起動されているプログラムをリストアップできません。あと、ゲームとかで、解析されないために自分のプログラムの存在を隠すものもあります。解析したいプログラムが表示されないなら、ヘルプ文書の「操作上の基本注意事項」をチェックして解決しましょう。
・公式オンラインヘルプ(操作上の基本注意事項)
https://digitaltravesia.jp/usamimihurricane/webhelp/_RESOURCE/basicoperate/basicnote.html
後はヘルプ文書を見ながら、やりたいことを試してみましょう。ヘルプ文書には「うさみみハリケーン」を使いこなすための、初心者向けの「基礎用語解説」があります。それと、メニューの項目ごとに階層化して説明しているので、使いたい機能の説明がすぐに見つかります。
●編集
プロセスメモリ書き換えを簡単に行うための機能です。特にメニューの「編集」にある下記の機能を押さえておけば、「うさみみハリケーン」の使いやすさが格段にアップします。
「選択アドレスへの直接書き込み・選択範囲の一括書き換え」
「10/16進数表形式入出力」
「改造コード実行」
「固定化書き換え」
●加速
加速と減速なら、メニューで「プロセス」→「プロセスの実行速度を調整」です。旧型「UsaMimi.exe」の加速機能は古いものなので、必ず「UsaMimi32.exe」か「UsaMimi64.exe」を使用してください。たいていはそのまま「アタッチ」ボタンを押してスライダーで実行速度(%)を500%とかに変えればうまくいきます。うまくいかないときには、ヘルプ文書に書いてある失敗時の対処方法を試してください。ヘルプ文書を読まずに自力解決するのは難しいです。
●検索
検索ならメニューで「検索」→「簡易数値検索」か「検索」→「メモリ範囲を指定して検索」です。旧型「UsaMimi.exe」の検索機能は古いものなので、必ず「UsaMimi32.exe」か「UsaMimi64.exe」を使用してください。ヘルプ文書には基本的な操作の流れや、設定を間違うと検索で全然ヒットしない重大な注意点とかの説明もあります。基本中の基本の「10進数と16進数と2進数」、「整数と浮動小数点数の数値表現」、「リトルエンディアン」、「プロセスメモリのアクセス属性」、「キャラクターコード(文字コード)」、「境界ベース」および「検索開始アドレスと検索範囲サイズ」が理解できていない人は、ちゃんとヘルプ文書の基礎用語や検索の解説を読んで理解しておかないと、「いくら検索しても目的のアドレスがヒットしない」ということになるでしょう。
「うさみみハリケーン」にはプロセスメモリ検索と書き換え練習用の、32ビット版「UsaTest2.EXE」と64ビット版「UsaTest2_x64.exe」が付属しています。これらで検索や書き換えを練習しておけば、実際の解析時にとまどうことが少なくなります。「UsaTest2.EXE」は32ビット版なので「UsaMimi32.exe」で解析し、「UsaTest2_x64.exe」は64ビット版なので「UsaMimi64.exe」で解析します。
●改造コード実行
改造コードの実行なら、メニューで「編集」→「改造コード実行」です。旧型「UsaMimi.exe」と、「UsaMimi32.exe」や「UsaMimi64.exe」では、対応する改造コードの書式が異なります。「UsaMimi32.exe」や「UsaMimi64.exe」では、複雑なプロセスメモリ書き換えは、改造コードを作るよりも簡単な、自作プラグインでの対処が推奨されています。公式サイトで配布されているプラグインのサンプルのソースコードを少し書き換えるだけで、かなり複雑なプロセスメモリ書き換えもできる、プラグインが自作できます。
改造コードを貼り付けてから「コード実行」ボタンを押すのが基本操作です。改造コードの中でコメント行は必ず先頭を半角セミコロン「;」にしないとエラーになります。それと、環境とかの理由で改造コードの中のアドレス部分がずれていることがあります。そんな時は改造コードの中のデータ部分の現在値を自分で検索して正しいアドレスに修正しないと、改造コードの効果がありません。
プロセスメモリじゃなくてEXEファイルやセーブデータを改造コードで書き換えるなら、姉妹ソフト「スペシャルねこまんま57号」でメニューの「ファイル」→「簡易バイナリファイル書き換え」を使います。対応している改造コードの種類(タイプ)が2種類あるので、種類の選択を間違わないように気をつけましょう。
・姉妹ソフト「スペシャルねこまんま57号」
https://www.vector.co.jp/soft/win95/hardware/se254476.html
今は「うさみみハリケーン」があるので、「スペシャルねこまんま57号」をプロセスメモリの書き換えに使うことはありません。「うさみみハリケーン」には「スペシャルねこまんま57号」用の補助ツール「Neko57Helper.exe」が付属しています。
●プラグイン
「うさみみハリケーン」には、いろいろなプラグインが最初から付属しています。メニューの「プラグイン」からプラグインを起動します。ゲームをする人なら、ゲームパッドの入力を検出して、キー入力に変換したりマクロや改造コードを実行する「Joy2Write」プラグインがおすすめです。あと、「ProcFitter」プラグインを使えば、プログラム解析のためのいろいろなセッティングを一発で行えます。
公式サイト「Digital Travesia」で、プラグインのサンプルのソースコードが配布されていますので、プラグインの自作も難しくありません。プラグインの開発環境は無償で入手できます。
●使うときに便利な機能
「うさみみハリケーン」には、使うときに便利な補助的な機能がたくさんありますけど、ヘルプ文書を読まないと分かりません。一度ヘルプ文書を読んでこういう便利な技をたくさん知っていると、解析がものすごく効率的になります。下に書いたのはほんの一部です。
1.解析するプロセスを自動で選択することができる
2.プロセス選択後の16進数のデータが表示されているダンプ画面で
→マウスのホイールボタンクリックでプロセスメモリ書き換え用「選択アドレスへの直接書き込み・選択範囲の一括書き換え」画面が表示される
→「/」キーで選択しているアドレスが文字列としてクリップボードにコピーされる
●質問や解説サイトのこと
知恵袋で使い方を質問して教えてもらうのもいいけれど、回答するほうもヘルプ文書を読んでいなくて、とても大事な注意点が抜けていたり、嫌がらせかと思うほど遠回りで面倒なやり方とか、全然使えない間違っているやり方が回答されることも結構あります。ヘルプ文書をしっかり読んで、回答は一応の参考にっていうのが一番良い解決方法だと思います。
使い方を解説しているサイトもありますけど、説明がいい加減なサイトも結構ありますので、これも鵜呑みにしないほうが良いと思います。
リンク
「うさみみハリケーン」作者さんのサイト「Digital Travesia」https://digitaltravesia.jp
「うさみみハリケーン」公式最新オンラインヘルプのトップページ
https://digitaltravesia.jp/usamimihurricane/webhelp/index.html