ユーザー入力エミュレート型コード
概要
当ソフトウェアでは、キー入力・マウスクリック・カーソル移動及び入力待機を、改造コードの形式でエミュレートさせることが可能です。この機能は、ゲームやアプリケーションの自動実行等を想定して実装しました。 |
注意事項
- キー入力をエミュレートする場合は、必ず押し下げと押し上げをセットにしてコードを記述して下さい。そうしないと、ハードウェア側でキーが押し続けられていると誤認され不具合が生じます。
- 実際の手動によるユーザー入力処理においては、連続する入力処理の間には若干の空き時間が生じます。 そのため、コードを用いてマウスクリックやキー入力を連続させるケースでは、個々のマウスクリック型コードやキー入力型コードの間に短時間の入力処理待機型コードを入れておかないと、連続する入力処理の間が殆ど無いためにハードウェア側がマウスクリックやキー入力として認識しないことがあります。
- このユーザー入力エミュレートは、DirectInputを使用したゲーム等では正常に機能しない可能性があります(新型32ビット版のUsaMimi32.exeと64ビット版ではDirectInput対応)。
- Windows Vista以降では、当ソフトウェアを管理者権限で起動しないと、一部のユーザー入力のエミュレートに失敗することがあります。
- 主要な仮想キーコードの一覧表は当ヘルプに同梱しています。全ての仮想キーコードを知りたい場合はWindows SDKを参照して下さい。
- カーソル移動型コードと改造コード「自動更新」機能を併用すると、自動更新の解除ができなくなることがありますので、十分に注意してください。
コード書式一覧
S**** →入力処理待機型コード。「****」部分は16進数でミリ秒を入力して下さい →入力されたミリ秒の間コード実行処理を中止します C******** →カーソル移動型コード。「********」部分は16進数でのカーソル移動先X・Y座標(それぞれ2バイトのワードの値)を指定します。『スペシャルねこまんま57号』のメニューから「システム」→「カーソル位置取得及び同位置ウィンドウ操作」で、簡単にカーソル移動型コードを作成することができます。 M01 →マウスの左クリック →新型32ビット版(UsaMimi32.exe)と64ビット版では、「MD01」と「MU01」でクリック時の押し下げ・押し上げを別個に指定 M02 →マウスの右クリック →新型32ビット版(UsaMimi32.exe)と64ビット版では、「MD02」と「MU02」でクリック時の押し下げ・押し上げを別個に指定 M04 →マウスの中ボタン(ホイールボタン)クリック →WindowsAPIをベースにしているため03でなく04にしました →新型32ビット版(UsaMimi32.exe)と64ビット版では、「MD04」と「MU04」でクリック時の押し下げ・押し上げを別個に指定 MD03・MU03 →マウスホイールのアップ・ダウン(新型32ビット版(UsaMimi32.exe)と64ビット版のみ) KD** →特定キーの押し下げ。「**」は仮想キーコード KU** →特定キーの押し上げ。「**」は仮想キーコード |
コード使用例
;以下でカーソルをX:300、Y:400に移動させ、その後全ウィンドウを最小化させます。 C012C0190 S100 ;5Bは左Windowsキーの仮想キーコード KD5B ;4DはMキーの仮想キーコード KD4D S100 KU4D KU5B |