ダンプ表示ウィンドウでの基本操作
表示形式
ダンプ表示ウィンドウでは、バイナリデータを1バイト毎16進表示と、バイナリデータに対応する文字列をWindows
ANSI/Unicode/UTF-8文字列として表示可能です。この文字列表示形式はメニューの[編集]→[オプション]で、あるいはバイナリデータを選択してUキーで変更可能です。32ビット版「UsaMimi.exe」ではバイナリデータを2/4バイト単位で表示して編集も可能ですが、メニューの[編集]→[10進数入出力]の方が操作は簡単です。 ダンプ表示ウィンドウ上でクリックやドラッグ等でバイナリデータを選択すると、選択範囲の開始・終了アドレス及び範囲サイズをステータスバーに表示します。さらに、選択範囲開始アドレスに格納された値を以下の形式で10進数に変換して、ステータスバーに表示します。 バイナリデータ選択時にNキー押し下げで、ステータスバーの整数表示モードと実数表示モードを切り替えます。 |
整数表示モード | 実数表示モード |
選択範囲の開始・終了アドレス、サイズ(16/10進) | 選択範囲の開始・終了アドレス、サイズ(16/10進) |
符号付き1バイト(Byte) | 単精度実数(Float) |
符号なし1バイト(Byte) | 倍精度実数(Double) |
符号付き2バイト(Word) | |
符号なし2バイト(Word) | |
符号付き4バイト(DoubleWord) | |
符号なし4バイト(DoubleWord) | |
1バイトの2進ビットパターン(Bit) |
キー操作
ダンプ表示ウィンドウでは、16進の値の直接入力が可能です。バイナリデータを書き換えたいアドレスのバイナリデータを選択し、0~9及びA~Fキーのいずれかで値を入力します。また、バイナリデータ対応テキスト領域を選択してから、通常のテキストエディタ同様に文字列を入力することもできます。 ●キャレット使用時の基本操作 「キャレット」とは、ダンプ表示ウィンドウ上で点滅する、現在の選択箇所を示すしるしのことです。キャレット使用時は、4ビット単位の16進データ入力とカーソル移動に対応しています。バイナリデータを入力すると自動的に次のニブル(4Bit)にキャレットを移動します。カーソルキーによる移動もニブル単位となります。 ダンプ表示ウィンドウ上で、バイナリデータ対応テキスト領域をクリックすると、テキスト直接入力モードになり、キャレットがあるアドレス以降に、入力されたテキストをそのままバイナリデータとして書き込みます。 ダンプ表示ウィンドウ上で、アドレス・バイナリデータ表示領域をクリックするとテキスト直接入力モードは解除されます。この際、IMEのオフを忘れずに行って下さい。誤入力防止のため、テキスト直接入力モードでない場合、IMEがオンのままではバイナリデータの入力をできないようにし、さらに入力時にはビープ音を鳴らします。 また、テキスト直接入力モードになっていると、M,V,G,U,R,N,J,K,Lキー押し下げなどによるダンプ表示ウィンドウの各種操作は行えませんので十分に注意して下さい。 直接入力される文字列の変換は、ダンプ表示ウィンドウのテキスト表示モードを元に行います(Windows ANSI/Unicode(UTF-16LE)/Unicode(UTF-16BE)/UTF-8)。 32ビット版「UsaMimi.exe」で、ダンプ表示ウィンドウのデータ表示形式がテキストのみ表示する「Text」の場合、キャレットは使用できませんが、こちらもテキスト直接入力が可能です。さらに、キャレット使用モードと異なり、一列の要素数(バイト数)に制限がありません。 ダンプ表示ウィンドウで表示されている内容は、オプションで「クリップボードへコピーするバイナリデータの表示テキスト形式 」を指定してから、メニューの「編集」あるいはツールバーから「選択範囲を記録バッファとクリップボードにコピー」で、選択範囲の内容を色々な形式で文字列としてクリップボードにコピーします。 ●その他のキー入力設定 一部のキーは、ダンプ表示ウィンドウのデータ表示形式や1列の表示形式単位数などの条件に合致した場合に使用可能となります。詳細は「オプション」を参照して下さい。 |
キー | 処理 |
F1(UsaMimi.exeのみ) | バイナリデータ表示モードを順番に切り替える |
Tab | 選択アドレスを1バイト進める |
スペース | 選択アドレスを1バイト進める |
Enter | 選択アドレスを1バイト進める |
BackSpace | 選択アドレスを1バイト戻す |
PageUp | 選択アドレスとダンプ表示アドレスを1ページ分戻す |
PageDown | 選択アドレスとダンプ表示アドレスを1ページ分進める |
Shift+マウスホイールアップ | ダンプ表示アドレスを1ページ分戻す |
Shift+マウスホイールダウン | ダンプ表示アドレスを1ページ分進める |
Ctrl+上下矢印キー | 選択範囲を保持したまま表示アドレスを変更 |
Ctrl+PageUp/PageDown | 選択範囲を保持したまま表示アドレスを変更 |
Shift+矢印キー | 選択範囲を拡大縮小 |
Shift+PageUp/PageDown | 選択範囲を拡大縮小 |
Home | 選択アドレスとダンプ表示アドレスをアプリケーション最小有効アドレスに変更 |
カーソル | 選択アドレスの変更 |
マウスホイール | ダンプ表示アドレスの変更 |
M | 選択アドレスへの栞(しおり)設定・解除 |
,(コンマ) | 選択アドレスからみて前の栞へ選択アドレスとダンプ表示アドレスを変更 |
.(ピリオド) | 選択アドレスからみて次の栞へ選択アドレスとダンプ表示アドレスを変更 |
マウスの右ボタン | 各種処理呼び出し用のポップアップメニューを表示 |
マウスの中央ボタン | 選択アドレスへの書き込み設定用ダイアログを表示 |
Shift+クリック | 新しい選択アドレスと既存の選択アドレスとの間を選択範囲に設定 |
N | ステータスバーの整数表示モードと実数表示モードを切り替え |
V | 1秒(指定秒数)毎の自動貼り付け処理を停止 |
/ | 選択アドレスあるいは選択範囲を文字列としてクリップボードにコピー |
G(UsaMimi.exeのみ) | アドレスのガイドの表示・非表示を切り替え(データ表示形式等の条件あり) |
R(UsaMimi.exeのみ) | キャレットの表示・非表示を切り替え(データ表示形式等の条件あり) |
U | バイナリデータ対応テキストを表示するための文字コードを変更(データ表示形式等の条件あり) |
J | 10進数ベースでのバイナリデータ表示・書き換えを行うためのダイアログを表示 |
K | 指定秒数毎の表示の自動更新を停止 |
L | クリップボードから16進アドレス文字列を取得してダンプ表示アドレスを変更 |