プロセス操作・情報取得
プロセス操作・情報取得 目次
●プロセスの各種情報を表示●プロセスの実行情報をタイトルバーに表示
●プロセスの使用メモリを解放
●プロセスが使用可能なCPUを設定
●プロセスの処理優先度を変更
●プロセスのI/O優先度を変更
●プロセスのメモリ優先度を変更
●プロセスの実行速度を調整
●プロセスを停止・再開
●JITデバッガでプロセスにアタッチ
●デバッガから強制デタッチ
●プロセス強制終了
●特殊な方法でプロセス強制終了
●プロセスのアクセス許可を全有効化
プロセスの各種情報を表示
●基本操作
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プロセスの実行情報をタイトルバーに表示(32ビット版「UsaMimi.exe」用)
対象プロセスに関する、以下の実行関連項目を当ソフトウェアのタイトルバーに表示します。カッコ内は表示される略称です。実行情報表示の更新間隔は1秒に設定しています。 ・対象プロセスのCPU占有率/システム全体でのCPU占有率(CPU) ・WorkingSet(WS) ・Pagefile(PF) ・CommitSize(CS) ・スレッド数(T) ・ハンドル数(H) ・USERオブジェクト数(UO) ・GDIオブジェクト数(GO) この機能はWindows9x/Meでは使用できません。 |
プロセスが使用可能なCPUを設定
本来システムで使用可能なCPUのなかで、対象プロセスが使用するCPUを設定します。この機能はPCに搭載されているCPUが複数、あるいはHTT(Hyper
Threading Technology)対応やマルチコアの場合に意味を持ちます。
一部のマルチスレッドアプリケーションで、この機能により単一のCPUのみ使用可能にすると、実行時の不具合が解消可能なケースがあります。
また、当ソフトウェアの「プロセスの実行速度を調整」機能使用時に対象プロセスが強制終了するケースへの対処としても、下記「CPU1のみ」の指定と設定変更が有効です。 この機能はWindows9x/Meでは使用できません。 |
●画面説明 ■設定変更 リストビュー上でチェックされたCPUを、プロセスが使用するCPUに設定します。「System」カラムで「Yes」となっている、つまりシステムで使用可能なCPUのみ設定可能です。 ■CPU1のみ リストビュー上でCPU1のみチェックを入れます。チェックを外すと、リストビュー上の使用可能なCPU一覧情報を更新します。 ■選択->チェック リストビュー上で選択された列にチェックを入れます。 ■チェック反転 リストビュー上の各列でチェックの有無状態を反転させます。 ■リスト更新 システムで使用可能なCPUのリストを更新します。 |
プロセスの処理優先度を変更
プロセスの処理優先度を変更します。この機能は処理の重いゲーム等に有用です。ただし、優先度の「リアルタイム」を指定すると、OSの動作に悪影響を及ぼす可能性があります。ちなみに、自プロセスにSetPriorityClass関数で優先度PROCESS_MODE_BACKGROUND_BEGINを設定した場合、実行処理優先度が「低(アイドル)」、下記I/O優先度およびメモリ優先度は「最低」となります。この優先度PROCESS_MODE_BACKGROUND_BEGINおよびPROCESS_MODE_BACKGROUND_ENDは、自プロセスの優先度変更用です。 |
プロセスのI/O優先度を変更
プロセスの実行処理におけるI/O優先度を変更します。Windowsの仕様により、優先度を「高」に変更するには、当ソフトウェアのプロセスにTrustedInstallerベースのシステム権限が必要です。この優先度の変更は、Windows Vista以降で使用可能です。当ソフトウェア同梱のボタン型ランチャー「NekoLaunch」では、起動対象実行ファイルの設定でI/O優先度およびメモリ優先度を指定して起動させることが可能です。 |
プロセスのメモリ優先度を変更
プロセスの実行処理におけるメモリ優先度を変更します。この優先度の変更は、Windows Vista以降で使用可能です。当ソフトウェア同梱のボタン型ランチャー「NekoLaunch」では、起動対象実行ファイルの設定でI/O優先度およびメモリ優先度を指定して起動させることが可能です。 |
プロセスの実行速度を調整
対象プロセスが実行する時間経過情報取得処理や待機処理及び、タイマの更新周期設定処理等をAPIフックを用いて操作することで、これらの処理結果に依存する対象プロセスの実行速度を変更します。当機能は、対象プロセスのパッカー使用等により、プロセスメモリ上でIATを書き換えできないケースに対処するために、IAT書き換え以外のAPIフック手法を採用しています。 操作方法等詳細 この機能はWindows9x/Meでは使用できません。 |
プロセスを停止・再開
操作対象のプロセスの全スレッドを停止・再開します。スレッドに関するアクセス権限によっては停止できないこともあります。この機能はシステムに関連するプロセスには絶対に使用しないで下さい。システムのクラッシュ等深刻な不具合を招く可能性があります。 この機能はWindows9x/Meでは使用できません。 |
JITデバッガでプロセスにアタッチ
操作対象のプロセスにレジストリで指定されたJITデバッガでアタッチします。この機能はシステムに関連するプロセスには絶対に使用しないで下さい。システムのクラッシュ等深刻な不具合を招く可能性があります。 JITデバッガには『OllyDbg』を指定しておくことをお奨めします。 |
デバッガから強制デタッチ
操作対象のプロセスがデバッガからアタッチされている場合に、外部からの強制的なデタッチを試みます。INT3ブレークポイント設定など、デバッガが行ったプログラムコードの改変箇所などはそのままになるため、状況によっては対象プロセスがクラッシュします。この機能は、デバッガによる解析への対策として、解析対象プロセス自身あるいはローダーが、解析対象プロセスにデバッガとして排他的にアタッチするケースにも有効と考えられます。 この機能はWindows9x/Me/2000では使用できません。 |
プロセス強制終了
操作対象のプロセスを強制終了します。DLLリンク解除を行わないためメモリリーク発生の可能性があります。必要最小限の使用にとどめてください。 32ビット版「UsaMimi.exe」では、設定ファイル「UsaMimi.ini」に「SkipTerminateMes=1」を追加すれば、プロセス強制終了時の警告表示をスキップしますが、誤操作防止のためこの設定はなるべく使わないでください。 |
特殊な方法でプロセス強制終了(32ビット版「UsaMimi.exe」用)
通常のプロセス強制終了とは異なる特殊な方法で対象プロセスを強制終了します。DLLリンク解除を行わないためメモリリーク発生の可能性があります。必要最小限の使用にとどめてください。
新型32ビット版「UsaMimi32.exe」および64ビット版「UsaMimi64.exe」では、この機能は上記「プロセスを強制終了」に統合しています。 32ビット版「UsaMimi.exe」では、設定ファイル「UsaMimi.ini」に「SkipTerminateMes=1」を追加すれば、プロセス強制終了時の警告表示をスキップしますが、誤操作防止のためこの設定はなるべく使わないでください。 この機能はWindows9x/Me/2000では使用できません。 |
プロセスのアクセス許可を全有効化(32ビット版「UsaMimi.exe」用)
プロセスのDACL(Discretionary Access Control
List)を書き換えて、アクセス許可にPROCESS_ALL_ACCESSを設定します。管理者権限で起動した当ソフトウェアはデバッグ特権を持つため、通常この機能を使用する必要はありません。この機能は、他のプロセス操作ツールと連携するケースなどを想定して実装しました。 書き換えるDACLに対応するユーザーは、当ソフトウェアのプロセスのユーザーで決定しています。対象プロセスのユーザーが"SYSTEM"だけなど、該当ユーザーがなければ、該当するユーザーが追加されます。 この機能はWindows9x/Meでは使用できません。 |